英国のスケールアップ企業であるPragmatic Semiconductors社は、昨年12月に受けた1億8200万ポンドの資金調達に伴い、日本市場展開を決定し、今回イントラリンクがその進出サポートを提供することとなりました。
ケンブリッジに本社を置くPragmaticは、髪の毛よりも細い革新的なフレキシブル集積回路をベースとしたチップを開発しています。ポリマーから作られたこのチップは、シリコンチップよりも短時間で製造できる上、コストや環境フットプリントも大幅に削減します。
Pragmaticは現在、グローバル展開を加速させる方針を掲げており、日本を優先市場と位置付けています。それに伴い、イントラリンクは、日本における温度センサー・指紋センサーメーカー向けの販売強化、さらに長期的な戦略として独自技術のライセンスを供与する機会を探索します。
同社のFoundry Product Commercial Directorを務めるVincent Barlier氏は、「センサー産業の重要な拠点である日本市場は当社にとって非常に重要な市場であり、我々の革新的な技術を日本のお客様に提供できることを嬉しく思っています。今後も日本市場での成長を積極的に推進していく予定です」とコメントしています。
なお、今回の資金調達を受け、現在約250名の従業員を抱えるPragmaticは、英国での生産設備増強と500名の新規雇用、そして年間数十億チップの生産を実現し、英国最大のチップメーカーとなる見込みです。また欧州の半導体企業として過去最高額となった今回の資金調達を受け、同社の評価額も約5億ポンドに達しています。
Pragmatic Semiconductorの製品にご関心のある方は、ぜひイントラリンクまでお気軽にお問い合わせくださいませ。