この度、イントラリンクは「Creating new opportunities from sustainability regulations」をテーマに、ドイツ・デュッセルドルフにて講演およびネットワーキングを兼ねたイベントを開催いたしました。
弊社は昨年より、欧州大陸を中心とする日本企業の皆様を対象としたイベントをドイツで実施しており、今回はデュッセルドルフ市内に欧州本社を構えるAsahi Kasei Europe GmbH様に会場をご提供いただく形での開催となりました。
開会の挨拶をAsahi Kasei Europe GmbH、Managing Director の宇高 道尊氏に頂戴した後、講演では、同社の米久保 秀明 氏 、またNitto Deutschland GmbHの山﨑 由佳 氏より、グリーン規制の最前線に立つ欧州における最新の政策動向、さらにそこから生まれる新たな事業機会について、実際の新規事業開発事例とともにご登壇いただきました。
またパネルディスカッションには、弊社からもパリ拠点にてサステナビリティ・イノベーション開発事業プロジェクトを数多く指揮するヴィクトリア・ノヴィコヴァ、さらに英国リーズ大学にてサステナビリティ・ビジネスの修士号を取得している高橋正史も登壇し、計4名で、政策関連情報収集におけるノウハウや、本社との効率的な連携方法など、在欧日本企業が直面するチャレンジへの対処法につきディスカッションが行われました。
当日は、ドイツ国内、ベルギー、スイス、英国など欧州各地から、40名近くの皆様にご参加いただきました。その中で、複数の方々から、講演後のネットワーキングでの情報交換も含め、本イベントが事業機会創出に関する「What」と「How」についてのヒントを得る機会、そして業界を超えて同様の悩みを持つ方々との情報交換の場として貴重な機会だったとのご感想を頂戴しました。弊社としても、このような形で在欧日本企業様のサポートを提供できたことを大変嬉しく存じます。
なお、スピーカーとしてご登壇いただいたAsahi Kasei Europe GmbHの米久保様から、本イベントの開催意義ならびに成果について、以下コメントを頂戴しております。
「イントラリンク様には、非常に興味深いテーマを設定いただき感謝しております。EUサステナビリティ動向調査を行っている私にとって、今回の発表は新しい気づきや視点を得るきっかけとなりました。発表ではEUサステナビリティ政策視点から事業機会をマッピングする「SRM(Sustainability Revolution Matrix)」を提示しましたが、ご参加者の皆様から寄せられた多くのコメントと反響に驚き、非常に嬉しく思っています。欧州に駐在されている皆様が同様の課題意識を持たれていることを感じ、今回のイベントが新しい取り組みの始まりになればと期待しています。」
また宇高氏とともに開会の挨拶を申し上げました弊社CEOのグレゴリー・サッチも、
「今回、弊社2回目となるドイツでの企業革新イベントに素晴らしい施設を提供してくださったAsahi Kasei Europe GmbH様に、心から感謝しています。日本大手企業が近年、セクターを問わず、規制に関してはどの企業も同様の課題とチャンスに直面している中、商業・技術管理者がオープンに意見を交わすことができるのは、このような対面イベントの場だけであると思います。旭化成様と日東電工様による素晴らしいプレゼンテーションに加え、本イベントは新たな出会いや意見交換の場としても実りのあるものとなりました。また来年も、ドイツで皆様にお会いできることを楽しみにしています!」
と述べ、対面イベントおよびネットワーキングを通した情報共有の重要性、ならびに来年以降のドイツにおけるイベント開催に向けて強い意欲を示しました。
弊社は、今後も定期的にこのようなイベントを通じて、日本企業様の課題解決へのヒントや情報交換の場の提供、さらに海外スタートアップとのコラボレーションや投資の促進に貢献して参ります。
本件に関するご質問は、以下よりお問い合わせください。
Intralink Limited
マーケティング・広報担当:植木このみ
konomi.ueki@intralinkgroup.com