今回のTalks@ Intralinkでは、Helsinki Partnersをはじめ、フィンランドを代表するビジネスリーダーをお迎えし、フィンランドにおける持続可能ビジネスの取り組みについて登壇いただきます。特に、水素、クリーンエネルギー、小型モジュール炉(SMR)に焦点を当て、脱炭素化の機会を探る内容となっています。
講演では、ヘルシンキ市が所有する国際都市マーケティングおよび投資誘致会社 Helsinki Partnersのソーニャ・マリン氏、フィンランド経済連盟(EK)の気候・生物多様性部門主任政策アドバイザーであるヤンネ・ペルヨ氏、ヘルシンキ市の市営電力会社であるHelenにて水素ビジネス開発マネージャー務めるサーラ・ヴィーク氏、そしてフィンランドのユバスキュラ市とトヨタグループより共同出資を受け活動しているCefmof(Central Finland Mobility Foundation)にてExecutive Directorを務める新井春香氏が、それぞれの専門分野から持続可能なエネルギー転換に関するインサイトを提供します。
本ウェビナーは、持続可能なビジネスに関心を持つ企業や組織の皆様にとって、フィンランドにおける最新動向を学ぶ貴重な機会となります。脱炭素化がどのように企業成長に貢献できるのか、フィンランドと日本のコラボレーションの可能性についても議論する予定です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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概要
【日 時】2024年11月6日(水)18:30 〜 19:30(日本時間)
【形 態】ウェビナー
【対 象】フィンランドエコシステムやサステナビリティーに関心を持つ日本企業の皆様
【参加費】無料
【言 語】英語
プログラム
・オープニング(イントラリンク)(日本語)
・ソーニャ・マリン氏(Helsinki Partners)講演
・ヤンネ・ペルヨ氏(EK)講演
・サーラ・ヴィーク氏(Helen)講演
・新井春香氏(Cefmof)講演
・パネルディスカッション
・閉会のご挨拶
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登壇者
ソーニャ・マリン
Helsinki Partners, Senior Advisor, Strategic Initiatives
2022年6月より、Helsinki Partnersのシニアアドバイザー(戦略的イニシアティブ担当)として、フィンランドのヘルシンキにて活動。主にスマートシティ関連の分野、特にモビリティ、エネルギー、スマートビルディング、循環経済に焦点を当て、海外企業とフィンランドのエコシステムを結びつける役割を担っている。また、日本市場向けの活動もリードし、ヘルシンキへの企業進出支援を行っている。
それ以前は、AHK Finnland(独フィンランド商工会議所)にて6年間、シニアアドバイザーとしてフィンランドおよびドイツ市場の中小企業の国際展開を支援。ビジネスパートナーの検索や国際展示会の企画運営に従事した。
ヘルシンキ大学でドイツ語、マーケティング、アジア太平洋地域研究の修士号を取得しており、長年にわたる国際的なビジネス経験を活かして、様々な市場における事業開発に貢献している。
ヤンネ・ペルヨ
フィンランド経済連盟(EK), Chief Policy Adviser, Climate and Biodiversity
2021年10月より、フィンランド産業連盟(Elinkeinoelämän keskusliitto EK)において、気候および生物多様性に関するチーフポリシーアドバイザーを務め、持続可能な事業戦略の策定と実行をリードしている。特に、カーボンニュートラル社会の実現に向けた政策提言および気候ソリューションに注力。
以前は、フィンランドのSitraで8年10ヶ月にわたりプロジェクトディレクターとして活躍し、カーボンニュートラル循環経済分野での戦略的なリーダーシップを発揮してきた。また2014年から2017年にかけて、カーボンニュートラル循環経済に特化したテーマエリアのシニアリードを務めるなど、カーボンニュートラル産業におけるスペシャリストとして、フィンランドおよび国際的なサステナビリティ戦略を推進。
ヘルシンキ経済大学にてファイナンスの理学修士号を取得、CEMS国際経営修士プログラムにも参加。また、2012年にはHECパリでエネルギーおよびファイナンスに関する証明書を取得し、カーボンファイナンスやエネルギー取引における専門知識を深めた。
サーラ・ヴィーク(理学博士)
Helen, Business Development Manager, Hydrogen and PtX
2024年5月より、ヘルシンキにて水素およびPtX技術分野のビジネス開発マネージャーとして、同技術の事業開発およびプロジェクト推進に注力している。以前はテクノロジーマネージャーとして、技術開発を主導していた。
Helen 入社以前は、13年以上にわたりフィンランドのVTTに勤務。燃料電池および水素技術の研究をはじめ、プリントセンサーや電子デバイスの開発にも従事。特にバイオセンサーや環境に配慮したエレクトロニクス技術の研究開発を推進し、製品化に寄与した。さらに、顧客プロジェクトや国際的な共同研究プロジェクトのマネジメント経験も豊富で、プロジェクトマネージャーとしても活躍。
フィンランドのアールト大学より、プリント型バイオベースパワーソースの量産化に関する研究テーマで、化学および材料科学の博士号を取得。また、ニューメキシコ大学およびセントルイス大学の研究員としてバイオ燃料電池に関する研究に従事した経験も持つ。
新井 春香
Cefmof (Central Finland Mobility Foundation), Executive Director
2024年1月にフィンランドのユバスキュラ市、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金との共同出資により設立されたCefmof(Central Finland Mobility Foundation)のExecutive Directorとして活躍。カーボンニュートラル達成に向けて、地域と世界の関係者とともに人と自然が調和し共存する都市環境を共創している。特に水素に重点を置いてエクスペリエンス、イノベーション、そしてエコシステムという3本柱をもとに、カーボンニュートラルを実現するプロジェクトを加速している。
フィンランド赴任前は、NTT ドコモ・ベンチャーズにて投資ディレクターおよびビジネス開発マネージャーとして3年以上勤務し、スタートアップとのオープンイノベーションの促進および投資業務に従事。NTTグループとの連携を通じて、新しいビジネス機会の創出に取り組んできた。過去には、NTTドコモの新事業領域子会社でのアライアンス連携などに従事した経験などを持つ。